子育て費用って月々いくらかかるのか不安になりますよね。
この記事では、子育て費用が月々いくら必要なのか年齢別にシミュレーションしています。
これから子育て費用でどれだけお金がかかるのか、という目安にしてもらえれば幸いです。
「子育て費用って月々いくらかかるんだろ?」
「うちの家庭は子育て費用かかりすぎ?」
「他のご家庭は子育て費用にどれだけお金をかけているんだろう?」
などなど、これから子育てをしていく・または現在子育て中のご家庭は、お金に関するお悩みや疑問が多いはず。
今回はそんなお悩みや疑問をお持ちの方に、子育て費用が月々いくらかかるのか年齢別にシミュレーションしました。
今後の子育て費用でどれだけお金がかかるのか、という目安にしてもらえれば幸いです^^
子育て費用って年齢で大きく変わるもんね
そうだね。
今回年齢別に子育て費用をシミュレーションしてみたよ^^
気になるところへ読み飛ばす
子育て費用は月々いくら必要?
まずは0歳~大学卒業までの子育て費用が、月々いくら必要なのか下記の一覧表をご覧下さい。
年間の子育て費用 | 月々の子育て費用 | |
未就園児 | 84万3225円 | 7万268円 |
園児 | 121万6457円 | 10万1378円 |
小学生 | 115万3541円 | 9万6128円 |
中学生 | 155万5567円 | 12万9630円 |
公立高校 | 45万7380円 | 3万8115円 |
私立高校 | 96万9911円 | 8万825円 |
国公立大学 | 114万3750円 | 9万5312円 |
私立大学文系 | 168万8750円 | 14万729円 |
私立大学理系 | 204万5000円 | 17万416円 |
「おいおい…子育て費用ってこんなにかかるのか…」
と驚かせてしまったかもしれません^^;
今から各年齢別にかかる子育て費用についてお話していきますね。
子育て費用に含まれる内訳をチェック
子育て費用と一言で言っても、費用の中には一体何が含まれるか分かりませんよね。
ということでまずは子育て費用の内訳を見ていきましょう。
この内訳は内閣府が平成22年に行った「インターネットによる子育て費用の調査」を元に、未就園児から中学生を対象に分類されています。
分類された項目がこちらになります。
- 衣類・服飾雑貨費
- 食費
- 生活用品費
- 医療費
- 保育費
- 学校教育費
- 学校外教育費
- 学校外活動費
- 子どもの携帯電話料金
- おこづかい
- お祝い行事関係費
- 子どものための預貯金・保険
- レジャー・旅行費
子育て費用って大まかに分類するだけでも、これだけの項目に分けられるんですね^^;
ただ未就園児などは学校関係のお金は必要ありませんし、逆に学生は保育費などのお金は必要ありません。
何が言いたいかというと、全ての年代で上記項目のお金が必要になるという訳ではないということですね。
これだけ見ても子育てにはすごいお金がかかることが分かるわ…
次からは子育て費用が月々いくらかかるのか解説していくよ
未就園児
まずは0~6歳の未就園児から見ていきましょう。
0~6歳では未就園児なのか、保育園や幼稚園に通園している園児なのかによって、子育て費用が大きく変わってきます。
要は日中、お家でご家族が子育てをするか、保育園や幼稚園に預けるかどうかということですね。
データを見ていくと、未就園児では年間84万3225円の子育て費用が必要になります。
内訳として1番割合が多いのが預貯金・保険で19万9402円、2番目に多いのが食費で16万6387円、3番目に多いのが生活用品費で14万9425円でした。
年間でかかる子育て費用を12か月で割ると、月々の子育て費用は7万268円という事ですね。
未就園児の場合は保育費がかからないから、その分預貯金や保険にお金を使えるのね
でも日中も子供を見とかないといけないのは超絶大変だよね…
園児
次に園児ですが、園児では年間121万6547円の子育て費用が必要になります。
内訳として1番多いのが保育費で37万9407円、2番目に多いのが食費で22万4627円、3番目に多いのが預貯金・保険で187,212円でした。
月々の子育て費用は10万1378円という事になります。
未就園児と園児では月々3万円近くの差が出てしまうんですね。
3万円の支出は大きいですが、今は共働きの家庭が増えていますので、保育園や幼稚園に子供を預けざるをえないというのが実状でしょう。
未就園児と園児では月々3万円近くの差が出てしまうのね
保育費はたしかに高いけど、園では学びが多いからうちは入園させてよかったよね
幼稚園・保育園・認定こども園の費用については、こちらの記事で詳しく解説しています!
7-12歳(小学生)
次に7~12歳の小学生の子育て費用を見ていきましょう。
小学生では年間115万3541円の子育て費用が必要になります。
内訳として1番多いのが食費で27万8294円、2番目に多いのがレジャー・旅行費で16万7044円、3番目に多いのが預貯金・保険で16万3047円でした。
月々の子育て費用は9万6128円という事になります。
小学生では食費が1番かかるのね…今年から小学生になる娘…恐ろしい…
小学生になると旅行に行くことも増えてくるからレジャー・旅行費が増えているんだね
小学校でかかる費用については、こちらの記事で詳しく解説しています!
13~15歳(中学生)
中学生では年間155万5567円の子育て費用が必要になります。
内訳として1番多いのが食費で35万6663円、2番目に多いのが学校教育費で27万4109円、3番目に多いのが学校外教育費24万8556円でした。
月々の子育て費用は12万9630円となります。
ちなみに学校教育費の内訳は、「授業料」「給食費」「修学旅行や林間学校・遠足費用」「制服や通学用品」など。
学校外教育費の内訳は、「学習塾費」「その他の学校外学習費」が含まれています。
中学生になると学校教育費や学校外教育費が増えてくるのね
高校受験に向けて壮絶な戦いが始まるからね…まぁ僕はあまり勉強してこなかったけど^^;
中学校でかかる費用については、こちらの記事で詳しく解説しています!
【準備必須!】中学校入学にかかる費用は〇〇円!?公立・私立に分けてご紹介
世帯年収別に子育て費用を比較
内閣府では、世帯年収によって子育て費用にどれくらいの差があるのかという調査もされています。
ご家庭の世帯年収と照らし合わせて、一度比較してみて下さい^^
未就園児
未就園児の場合は、世帯年収が300万円未満であっても1000万円であっても、「食費」や「衣類・服飾雑貨費」は大きな差はありませんでした。
ただ、「生活用品費」「預貯金・保険」「レジャー・旅行費」については、倍近い差が出ています。
未就園児の場合は食べる量も限られているから、あまり食費は変わらないのね
うん、生活費以外のところで大きな差がでている感じだね
園児
園児の場合は、「保育費」「預貯金・保険」「レジャー・旅行費」に大きな差が出ています。
特に「レジャー・旅行費」に関しては、実に3倍近くの差が出ています。
「保育費」は顕著に保育園や幼稚園の入学金・保育費・授業料の違いが出ているわね
お金があったら、やっぱりいい保育園や幼稚園に入園させたいのかな
小学生
小学生の場合は、「学校教育費」「学校外教育費」「学校外活動費」など学校関係の支出が増えてきています。
あと小学生になると、「食費」の割合も増えてくるので、その分「預貯金・保険」の金額が減少しています。
小学生になると、学校関係の支出が増えてくるのね
制服、授業料、給食費、塾代とか色んなお金がかかってくるんもんね
中学生
中学生の場合は、「食費」「学校教育費」「学校外教育費」の支出が多くなっています。
特に年収が800万円以上の世帯では、学校関係の支出が増えていますね。
私立中学校に通学させている可能性が高いからでしょうか。
えっ…ちょっと待って…食費やばっ!
食費もすごいけど、受験に向けて色々お金が必要になってくるからね
高校の子育て費用は月々いくら必要?
次に高校で必要な子育て費用について見ていきましょう。
内閣府が発表した子育て費用調査では、未就学児から中学生までの調査しか行われていません。
という訳でここからは、文部科学省と日本政策金融公庫のデータをもとにお話していきます。
平成30年度子供の学習費調査の結果について
文部科学省のデータでは、公立高校に通った場合と私立高校に通った場合の学習費の総額を知ることができます。
そのデータ内容がこちら。
・公立高校に通った場合の学習費総額45万7380円
(内訳:学校教育費28万487円、学校外活動費や教育費17万6893円)
・私立高校に通った場合の学習費総額96万9911円
(内訳:学校教育費71万9051円、学校外活動費や教育費25万860円)
公立高校に通った場合の学習費総額を12か月で割ると、月々3万8115円。
私立高校に通った場合の学習費総額を12か月で割ると、月々8万825円かかることが分かりました。
公立高校と私立高校では学習費総額に2倍以上の差があるのね
娘には絶対公立高校に行って欲しい…
平成27年度教育費負担の実態調査結果
次に日本政策金融公庫のデータを見ていきましょう。
日本政策金融公庫では、高校の入学費用と在学費用を知ることができます。
データ内容を見ると、高校の入学費用は31万円、在学費用は年間66万円(月々5万5000円)かかることが分かりました。
ちなみににこの入学費用には受験費用・学校納付金が、在学費用には学校教育費(通学費、授業料、教科書代)・家庭教育費(塾の月謝や習い事)が含まれています。
入学費用って結構かかるのね…
在学費用も月々5万5000円かかるのか…お金貯めとかなきゃ^^;
高校でかかる費用については、こちらの記事で詳しく解説しています!
大学の子育て費用は月々いくら必要?
最後に大学に進学した場合の子育て費用も見ていきましょう。
こちらも日本政策金融公庫のデータを元にお話していきます。
まず入学費用ですが、国公立大学は81万9000円、私立大学文系は106万7000円、私立大学理系は106万円かかります。
次に在学費用ですが、国公立大学は年間93万9000円、私立大学文系は142万2000円、私立大学理系は178万円かかります。
トータルすると、
- 国公立大学に入学した場合、4年間で457万5000円、月々に換算すると9万5312円
- 私立大学文系に入学した場合、4年間で675万5000円、月々に換算すると14万729円
- 私立大学理系に入学した場合、4年間で818万円、月々に換算すると17万416円
の子育て費用がかかることが分かりました。
仮にお子さんの生活費も全て親が用意するとなれば、下記の金額もプラスで必要になります。
日本学生支援機構の平成28年度学生生活調査によると、大学生の生活費は年間69万800円、月々に換算すると5万7,566円かかりますので、上記のトータル金額に月々プラス約6万円の子育て費用が必要になります。
つまり国公立大学なら約15万円、私立大学文系なら約20万円が月々必要という事ね…
僕も大学に通わせてもらってたけど、親は大変だったんだろうなって今になって思う…
大学に通うお金がない方は、こちらの記事もご参考になさってください。
【大学に通うお金がない…】進学を諦める・中退をお考えの方に知ってほしい5つの対処法
子育て費用は月々いくら必要?まとめ
いかがでしたか?
今回、【不安】子育て費用は月々いくら必要?0歳~大学卒業までをシミュレーションしてみた結果…についてお話しさせて頂きました。
まとめますと、
- 月々の子育て費用は、未就園児は約7万円、園児は約10万円、小学生は約10万円、中学生は約13万円が必要
- 公立高校に通った場合の月々の学習費は約4万円、私立高校なら約8万円が必要
- 国公立大学に通った場合の学習費+生活費は月々約15万円、私立大学文系なら約20万円が必要
という事が分かりました。
上記内容をご覧いただいて分かるように、子育て費用には月々多くのお金がかかってきます。
うちの家庭も将来の子育て費用のために、学資保険や生命保険の積み立てを少しずつ行っています。
いきなり貯めるのは無理だと思いますので、毎月コツコツ積み立てしていくようにしましょう^^
最後までお読み頂きありがとうございました!
コメント
コメント一覧 (2件)
もーおくさん、いつもTwitterでお世話になってるタックンです。
すごい大作ですね👍ものすごくためになります。たくさんの人に役にたてばいいですね。奥さまとの掛け合い、もっと聞きたいと思いました。
タックンさん、こんにちは!
コメントもありがとうございます^^
そう言っていただけると嬉しいです♪
これからもブログを見て下さる人達の役に立てるような記事を書いていけるよう頑張っていきます!
これからも宜しくお願いします!