公立小学校で必要な費用を徹底調査!
入学準備費用から月々の学習費の内訳まで分かりやすく解説しています。
お子さんを公立小学校に通わせているママさん50名からも、実際の費用についてアンケート回答を頂きました。
入学前のお子さんを持つ親御さんは是非ご参考になさって下さい。
公立小学校で必要な費用ってどれぐらいかかるんだろう?
お子さんを公立小学校に通わせる予定の親御さんは気になりますよね。
公立小学校は授業料がいらないから私立小学校と比べて安くつく、たしかにその通りなのですが実際には様々な費用が必要になってきます。
この記事では公立小学校で必要な費用について詳しく解説しています。
公立小学校に入学予定のお子さんがいらっしゃる親御さんは是非ご参考になさって下さいね^^
こんなにかかる!公立小学校の入学準備費用

公立小学校に入学する際、まず初めに必要になってくるのは入学準備費用。
この入学準備費用が結構かかるんです!
では早速、公立小学校のお子さんがおられるママさんから頂いたアンケート結果を見てきましょう。
ランドセル | 30,000~80,000円 |
入学式用の服 | 5,000~15,000円 |
上履き | 1,000~3,000円 |
赤白帽子 | 500円 |
体操服 | 3,000~5,000円 |
防災頭巾 | 1,000~3,000円 |
文房具(お道具箱・鉛筆・色鉛筆・下敷き、はさみ等) | 2,000~10,000円 |
カスタネット・鍵盤ハーモニカ | 2,000~5,000円 |
制服 | 10,000~20,000円 |
運動靴 | 3,000~5,000円 |
給食セット(給食袋・エプロン・三角巾等) | 2,000~3,000円 |
コップ・コップ袋・歯ブラシ・マスク | 1,000円 |
上履き袋・上履きを入れる手提げ袋 | 5,000~10,000円 |
雨傘・カッパ・長靴 | 3,000~5,000円 |
上記商品の金額を合わせると、68,500~165,500円になりました。
下限~上限の差はありますが、いずれにせよ、かなりの費用がかかることが分かりますね^^;
なお文房具は、幼稚園や保育園から継続して使用されるご家庭もあるので、金額の差が生じているようです。
学習机や学習用のイスをご購入されるご家庭は、上記金額にプラス50,000円位が目安のようですね。
小学校によっては制服がなく私服の学校、入学式用の服をご購入されないご家庭もあると思いますので、上記金額はあくまで参考金額として考えて頂ければと思います^^

入学準備費用だけでもかなりのお金がかかるんだね…



まぁランドセルは6年間使えるからね。
制服や体操服は成長によって買い替えなきゃいけないだろうけど…。
公立小学校の月々の学習費


次に公立小学校の月々の学習費について見ていきましょう。
文部科学省が実施した平成30年度子供の学習費調査では、学習費総額は年間321,281円、月々に換算すると約26,800円かかるという計算になります。
げっ!こんなにかかるの!?
と思われた方、ご安心下さい。
この学習費総額の内訳を見てみると、学校教育費63,102円、学校給食費43,728円、学校外活動費214,451円と記載されています。
学校外活動費は、塾や家庭教師などを含みますので、必要費用からは省かせていただきます。
ですので平成30年度子供の学習費調査を見る限り、公立小学校で必要な費用は、学校教育費の63,102円+学校給食費の43,728円、足して106,830円、月々に換算すると約8,900円の費用が必要となります。
では次に学校教育費の内訳も見ていきましょう。
学校教育費の内訳


学校教育費の内訳は以下の通り。
授業料 | 不要 |
修学旅行・遠足・見学費 | 6,951円 |
学校納付金等 | 12,235円 |
図書・学用品・実習材料費等 | 19,673円 |
教科外活動費 | 2,041円 |
通学関係費 | 18,032円 |
その他 | 4,170円 |
公立小学校なので授業料は不要です。
学校納付金は、学級費・PTA会費・保健衛生費・冷暖房費等。
教科外活動費は、クラブ活動・運動会・林間学校等で各家庭が直接支出したお金。
通学関係費は、スクールバス代・自転車通学が可能な学校の自転車代などが含まれています。
次は子育てママさん50名のアンケート回答を見ていきましょう。
アンケート結果による毎月の学校教育費


公立小学校に通うお子さんをお持ちのママさん50名から回答を頂いた、月々の平均費用は以下の通りです。
給食費 | 3,500~5,500円 |
教材費 | 500~2,000円 |
PTA会費 | 500~1,000円 |
毎月かかる費用は上記項目が主で、毎月4,500~8,500円、月々の平均費用としては約6,500円の費用が必要との事でした。
上記の項目以外にも、
- 消耗品費(体操服や上履きの替え、ノートや図工用の材料等) 2,000円
- その学年で必要な物(リコーダー・ピアニカ・習字セットなど) 5,000~10,000円
- 運動会や音楽会、遠足などの写真代やDVD代 5,000~10,000円
などの費用も必要になってくるようです。



月々の平均費用は約6,500円かぁ…
ちなみに私立はどれくらいかかるんだろ?



私立小学校は学校教育費+給食費で年間951,802円(月々79.316円)みたいよ(子供の学習費調査)



月々79,316円!?うちには到底払えないね…



私立小学校と比べると全然違うわね
公立小学校の費用をサポート!「就学援助制度」


給食費や学用品の支払いが難しいご家庭のために、各市町村では就学援助制度というサポート制度を設けています。
就学援助制度の対象となる方・対象内容は下記の通りです。
就学援助制度の対象者
- 生活保護を必要とする方(要保護)
- 生活保護は受けていないがこれに準ずると教育委員会が認める方(準要保護・認定基準は各市町村が認定)
就学援助制度の対象内容
- 学用品費
- 体育実技用具費
- 新入学児童生徒学用品費等
- 通学用品費
- 通学費
- 修学旅行費
- 校外活動費
- 医療費
- 学校給食費
- クラブ活動費
- 生徒会費
- PTA会費
- 卒業アルバム代費等
ちなみに準要保護の目安の世帯収入はこちら。
2人世帯 | 201万円以下 |
3人世帯 | 272万円以下 |
4人世帯 | 338万円以下 |
5人世帯 | 402万円以下 |
6人世帯 | 465万円以下 |
7人世帯 | 528万円以下 |



就学援助制度を受けることができれば家庭の負担はかなり軽減されるね



申請方法などは「お住まいの地域名 就学援助制度」で検索すれば出てくるわ
公立小学校で必要な費用を分かりやすく解説!まとめ


いかがでしたか?
今回、公立小学校で必要な費用についてお話させていただきました。
まとめますと、
- 入学費用で必要な費用は68,500~165,500円(アンケート調べ)
- 公立小学校で必要な費用は文部科学省調べ月々約8,900円、アンケート調べ月々約6,500円
- 毎月の支払いが難しいというご家庭は、就学援助制度もある
という事が分かりました。
小学校の入学準備には色んな費用が必要になってきます。
準備費用の工面が難しいご家庭は、上記でご紹介した新入学児童生徒学用品費などの援助もありますので、お住まいの地方自治体に相談することをお勧めします。
また本記事ではご紹介を省きましたが、学校外活動費に含まれる習い事については別記事でご紹介していますので、もし良ければそちらもご覧ください。
この記事が少しでもお役に立てたなら幸いです。
最後までお読み頂きありがとうございました!


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