保育園の費用平均を調査!
保育料が決まる5つの要素、認可外保育園・認定こども園の費用平均についても解説しています。
この記事を読んで、お子さんの保育料がいくらかかるのかチェックしてみましょう!
保育園にかかる費用って平均どれぐらいなんだろう…?
保育園入園を検討されている親御さんは気になりますよね。
実際私の回りでも、入園後に「保育園の費用がこんなにかかるなんて知らなかった」「嫁のパート代のほとんどが保育料でなくなる」なんて意見もたくさん聞かれました。
この記事ではそんな親御さんのために、保育園の費用平均についてお話しさせていただきます。
入園をご検討されている親御さんは是非ご参考になさって下さいね^^
認可保育園にかかる費用は平均いくら?
厚生労働省が出した平成27年「地域児童福祉事業等の調査」によると、1世帯における子供1人あたりの保育料の平均は21,138円でした。
子供が1人の世帯では平均22,970円、2人の世帯では平均17,555円、3人の世帯では平均10,406円という結果に。
子供の年齢や世帯収入、居住地によって保育料も大きく変わってくるようです。
兄弟で保育園を利用する場合、保育料は2人目が半額、3人目が無料になるんだよね
だから子供が2人世帯・3人世帯は平均の保育料も安くなるってわけね
保育園の費用が決まる5つの要素とは?
平均費用は分かりましたが、保育料はどのようにして決まるかご存じでしょうか?
保育料は下記の5つの要素で決まってきます。
順番に説明していきます。
お住まいの自治体
お住みの自治体によって保育料は変わってきます。
各自治体は、国が定めた上限額に対して補助金を出しており、子育てに力を入れている自治体であれば補助金を多く出しています。
例えば3歳未満児の標準時間保育料で比較すると、国が定めた上限額は104,000円ですが、東京都北区では63,000円、名古屋市では64,000円、大阪市では70,600円になります。
世帯の所得
世帯の所得とは、世帯全員の所得合計のことです。
基本的には夫婦2人の合算金額、シングルマザーやシングルファーザーの場合は1人の所得になります。
この世帯所得から計算される住民税の所得割課税額を元に、各自治体で決めている保育料の階層区分に区分けされます。
住民税の所得割課税額は毎年5月か6月に届く住民税決定通知書で確認することができます。
もし世帯所得の所得割課税額が確認できたら、お住まいの自治体ホームページで調べてみて下さいね。
子供の年齢
子供の年齢によっても保育料は変わってきます。
3歳未満の子供は保育料が高く、3歳以上になると保育料は安くなります。
これは国の基準でも、
- 0歳児の子供3人に保育士1人~
- 1・2歳児の子供6人に保育士1人~
- 3歳児の子供20人に保育士1人~
という保育士の人員配置の目安が決まっているから。
子供が小さい分、保育士の人数も必要になるので保育料は高くなってしまうという訳ですね。
子供の人数
保育園にかかる費用平均でも少しお話ししましたが、同世帯から2人以上の子供が保育園を利用する際、保育料の負担軽減措置が適用されます。
各自治体によって軽減措置は異なりますが、一般的には2人目は半額、3人目以降は無料になります。
保育の時間
2015年に制定された「子ども・子育て支援新制度」では、保育時間は「保育短時間」と「保育標準時間」の2つに区分けされました。
それぞれの違いは下記の通りです。
- 保育短時間 ・・・主にパートタイム就労を想定 / 1日最長8時間 / 1か月120時間未満
- 保育標準時間・・・主にフルタイム就労を想定 / 1日最長11時間 / 1か月120時間以上
上記の保育時間は、旦那様か奥様の就労時間が短いほうで認定されます。
ちなみに保育短時間では、8時間を超えると延長料金がかかってしまいます。
保育標準時間は11時間を超えるまで延長料金はかかりません。
保育料が決まるにはこの5つの要素が大事なんだね
「お住まいの地域名 保育料」で保育料の階層区分をチェックしてみてね!
認可外保育園・認定こども園の費用
認定保育園の平均費用についてお話ししましたが、認可外保育園や認定こども園の費用平均はどれくらいか見ていきましょう。
認可外保育園
認可外保育園は、「事業所内保育施設」「ベビーホテル」「ベビーシッター事業者」「その他の認可外保育施設」の4種類に分類されます。
平成30年「地域児童福祉事業等の調査」によると、3歳未満の平均費用は下記の通り。
0歳 | 1歳 | 2歳 | |
事業所内保育施設 | 32,213円 | 30,898円 | 30,396円 |
ベビーホテル | 58,764円 | 57,799円 | 55,583円 |
ベビーシッター事業者 | 35,223円 | 30,904円 | 28,063円 |
その他認可外保育施設 | 47,720円 | 45,624円 | 44,154円 |
認可外保育園は保育園毎に費用が決められており、認可保育園と比べて費用が高いケースが多いようです。
認定こども園
認定こども園は認可保育園と同じく世帯所得によって費用が変わります。
ですので平均的な費用は認可保育園と同じく2万円前後、こちらも5つの要素で保育料が決まってくる、という訳ですね。
ちなみに認定こども園・幼稚園・保育園の違いと幼児教育無償化後の費用についてはこちらの記事をご参考になさってください。
保育園にかかる費用は平均いくら?まとめ
いかがでしたか?
今回、【気になる…】保育園にかかる費用は平均いくら?保育料が決まる5つの要素をチェック!についてお話させていただきました。
まとめますと、
- 保育園にかかる費用の平均は21,138円
- お住みの自治体、世帯所得、子供の人数や年齢、保育時間によって保育料は変わる
- 認可外保育園では認可保育園と比べて保育料は高め
という事が分かりました。
今回ご紹介したのは、平成27年の認定保育園の平均費用、平成30年の認可外保育園の平均費用と少し昔のデータになります。
あなたの地域の保育料がいくらか気になる方は、お住まいの自治体ホームページで検索して調べるか、自治体へ直接問い合わせをしてもらえれば教えてくれると思いますので、一度ご確認くださいね^^
この記事が少しでもあなたのお役に立てれば幸いです。
最後までお読み頂きありがとうございました!
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